輝く地域をつくりましょう - つかもう 新しい風! 進もう 未来へ! -
高砂商工会議所
会頭 福島 孝一
会頭に就任して2年目を迎え、あらためて自身の原点に立ち返って、思いを新たにしているところでございます。本年も、両副会頭をはじめ役職員の皆様と力を合わせ、地域経済発展のため全力で取り組んでまいります。
さて世界経済・日本経済は、コロナ禍明けの需要回復も束の間、長引くロシアの軍事侵攻に加えて、10月に勃発したパレスチナ紛争で再び先行きの不透明感が増しています。さらに人件費や物流コストの増加による回復ベースの鈍化も懸念されていますが、実質GDPは2021年度から3年連続でプラス成長を達成しており、今後のインバウンド需要の増加や、雇用情勢の改善による景気回復に期待したいものです。
第29期2年目を迎える本年は、次にあげる3つの事業を重点的に推し進めてまいります。
まず高砂に生産拠点をおく企業の活動と、その活動がもたらす地域経済振興への多大な貢献を広く知っていただく目的で、大手企業を中心に「企業活動PR事業」を引き続き推し進めてまいります。
また地域活力創生特別委員会が取り組む市政提言活動を、「高砂未来会議」の創設を契機に、行政とのさらなる連携強化を図り、官民それぞれの課題解決に向けたムーブメントに繋げていきたいと考えています。
そして7部会事業を中心に、会員事業所の労働環境整備促進や地域経済再生を進め、地域経済団体としての役割をしっかり務めるとともに、会員拡大と会員サービスを充実させることで、組織と財政の充実を図っていきます。同時に未来創造特別委員会活動で研鑽を重ねている「会館の更新」に向けた取組みを推進し、地域に必要とされる商工会議所を目指します。
本年の干支は、甲辰(きのえ・たつ)であり、春の温かい日差しが大地全てのものに降り注ぎ、急速な成長と変化を誘う年になると云われ、これまで進めてきた様々な活動が実を結び、一気に好転するという期待が高まる年でもあります。
“商工業の発展なくして街の発展はない”との思いを胸に、引き続き様々な活動に取り組んでまいります。
つきましては、会員各位のご理解、またさらなるご支援ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。